92786 January 31, 2007 アルメニアで最も貧しく最も孤立している人々を支援する小規模プロジェクト リンク: - IDA とは? - アルメニアにおける取り組み アルメニアについての詳細情報: - 借入の歴史 - データ - リサーチ - 連絡先 アルメニア社会投資基金(ASIF)は1996年に設立されましたが、当時は地元自治体の組織構造も 脆弱なため、遠隔地や危険度の高い地域における小規模なプロジェクトへの出資ができませんで した。1998年のアルメニア大地震および共産主義からの移行により、通信網は崩壊しインフラも 損傷・老朽化し、アルメニアの最も貧しい人々にとって大きな痛手となりました。 - コミュニティを巻き込みながら小規模プロジェクトの優先度を選択しました。 - 同基金を通じて拠出されたグラント資金は地元自治体、コミュニティ組織ならびにNGO に分配 され、基本インフラの修復に活用されています。 - 小規模プロジェクトは最も貧しいコミュニティを対象として迅速かつ費用対効果の高い方法で 実施されています。 - 社会投資基金は自治機関であり、財務・経済省の監督下にあります。 アルメニア社会投資基金の600 以上もの小規模プロジェクトにより、国内の貧困者比率が低下 し、地方分権化計画の推進に役立っています。 特に顕著だった成果: - 基金が提供している包括的な自治体指導により、プロジェクト参加の基本的事項、プロジェク ト管理、説明責任についての政府および一般国民の理解が深まりました。これまでに1800名の市 町村長および200 名の学校経理担当者に対する研修を実施しました。 - 619 のコミュニティ・インフラ整備プロジェクト―学校の暖房からコミュニティ・センターの建 設、飲料水提供から灌漑設備改善まで-を、経済成長に取り残されていたコミュニティで実施 し、これらの部門における政府の目標および実施計画を補完しました。  - アルメニア大地震被災地域において300 の学校を修復または新築しました。政府の大地震復興計 画に単独団体としては最大の資金拠出をしました。 - 62 の村落において給水サービスの修復・構築を実施しました。農村コミュニティにおける安全 な飲料水の利用拡大を支援し、1998-99 年の65 パーセントから2004年には74 パーセントにまで改 善しました。 - アルメニアの貧困率が1998-99 年の56.1 パーセントから2005年には30 パーセントにまで低下し ました。  - 完了済みプロジェクトや建築業者による建築工事、そしてASIFスタッフによるサービスの水準 について、現地の人々の高い満足感を得ました。 - 支援期間を1996-2011年まで延長しました。 - 最初の2つのプロジェクトに対して3200万ドルを拠出しました(第1次ASIFは1996-2000年、 第2次ASIFは2000-2006年)。第3次ASIFに対しても2500万ドルを拠出する予定です。 - 資金調達における政治的な圧力を緩和するため、2段階の貧困削減戦略および地域配分メカニズ ムを含むプロジェクトを計画しました。 - 貧しい人々に力を与えました。プロジェクトにより地元のコミュニティとシビルソサエティや 地元自治体との連携が促進されました。この初期段階においては、地元自治体による参加を促進 することに加えて、政府とドナー・コミュニティとのパートナーシップを構築するにあた り、IDA の召集力はとりわけ有益でした。 - 第1次ASIF:政府が100 万ドルを拠出し、民間のスポンサーが200 万ドル、地元のコミュニティ が250 万ドル、オランダおよび英国が合わせて250 万ドルを拠出しました。 - 第2次ASIF:政府が143 万ドル、民間のスポンサーが271 万ドル、地元のコミュニティが200 万 ドル、オランダおよび英国が合わせて200 万ドルを拠出しました。  - 第3次ASIF:政府が667 万ドル、民間のスポンサーが13 万ドル、地元のコミュニティが150 万 ドルを拠出予定です。 - 第3次ASIF (2006-2011年)は 第1次ASIFI および第2次ASIFI により創設された基金に基づいて 実施される予定です。 - 基本的な財務管理教育が自治体レベルで実施され、世界銀行における公共部門近代化プロジェ クトを補完しています。 - 小規模プロジェクトはインフラ格差が最も深刻な地域、とりわけ地方および遠隔地のコミュニ ティを対象とする予定です。 - 地方自治体の能力強化をさらに推進し、ASIFおよび今後の地方分権化により修復または新築さ れた施設の持続性を確保する予定です。 - 新体制の監視および評価を強化していきます。 第1 次、第2 次、第3 次 アルメニア社会投資基金プロジェクト(1996-2000 年; 2000-2006 年; 2007-2011 年) プロジェクト文書I 、 I プロジェクト文書II 、 プロジェクト文書III | 特集記事 | ファクトシート( テキスト版)